木材加工工場始動
最新鋭の木材加工工場が始動
平成27年3月に完成した県内最大規模の木材加工工場。 世界最先端の高速・省力化された木材加工ラインからは、毎日たくさんの木材製品が生み出されています。
製品になるのは木全体の約3割!?
木の中でも、特に曲がりや節が多い「アカマツ」。
アカマツを床材製品に加工した場合、1本の木の中で、製品として使える部分は25 ~ 35%と言われています。
大切な森林資源を無駄にしないためには、木材製品にならない約7割についても有効に活用していく必要があります。
※節とは、木が成長するときに、枝が幹の中に包み込まれてできたもの
床材などの木材製品ができるまで

貯木
貯木場には毎日、県内の山々からたくさんの木が運び込まれています。

選木
3Dレーザースキャンを使い、60m/分の速さで、木の種類や大きさを26種類に自動で選別します。

製材
丸太の皮むきから太さの計測、切断まで、すべての作業を機械が一連の流れで行います。

木材乾燥
木に含まれる水分で木が割れたり曲がったりしないよう、人工的に温度を上げた風で約1週間乾かします。

床材加工
材料の欠点を機械が見つけ出し、切り取った上で、複数の材料を組み合わせて長さのそろった床材を作ります。この作業は、すべて自動で行われます。

使用事例
楢川保育園の床材や建物の骨組みにも使われています。